リネンサプライ -観光のインフラを支える-
私たち島ファクトリーが目指すのは、島に、お客様に優しい会社。
私たちのルーツでもある「リネンサプライ事業」についてご紹介いたします。
島根県沖約60kmに浮かぶ離島"海士町"。
海士町と本土を結ぶフェリーは1日に2本程度。
移動時間は、片道約3時間もかかります。
隠岐 海士町は、日帰り観光は現実的に不可能な場所です。
つまり、海士町や隠岐に来た観光のお客さまは、皆さまがどこかの宿に泊まります。
ホテル、旅館、ゲストハウス・・・どんな形態であれ、宿泊施設とリネンは切っても切れないもの。
シーツや枕カバー、タオルを始めとするリネン類がなければ、お客さまに宿泊していただくことができません。
リネンは、島の観光のライフラインそのものであり、観光サービスの満足度に直結するものなのです。
昔、海士町にも、隠岐にも、リネン工場はありませんでした。
大きなシーツの洗濯やアイロンがけも非常に大変な作業です。
ホテルや旅館の経営者さんたちは、大きなシーツも自力で洗濯するか、わざわざ島外のクリーニング会社に発送し、洗濯をしていたのです。
はっきり言ってしまえば、単価が安く、様々な機械にお金がかかってしまう洗濯屋は、事業としてはなかなか儲かりません。
ですが、"儲かる儲からない"ではなく、"島の観光現場を何とか支えたい!"との思いで、この事業は始まっています。
リネンサプライの仕事は、想像以上に重労働。
大量のシーツは相当な重さになるうえ、夏場の工場内は熱気で40℃を超える過酷な環境です。
しかし、シワのない真っ白なリネンを届けた先に、宿のオーナーさんや観光のお客さまの笑顔があります。
リネンサプライという仕事は、
島の観光のインフラそのものを支えている。
これこそが離島でリネンサプライ事業を行うやりがいなのです。
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